問42 情報システムの障害対策の一つである縮退運転に関する記述として,適切なものはどれか。
ア 運転時間を短縮するために,その日に実行する予定のジョブの実行スケジュールを変更することである。
イ 実行中のプログラムが異常終了したとき,ほかのプログラムに影響を与えないように, システムの運転を続行することである。
ウ 障害箇所を部分的に切り離し,システムの機能や処理能力を落としても稼働させることである。
エ 処理を一斉に停止するのではなく,順を追って段階的に停止させることである。


解答 ウ
縮退運転とは、万一コンピュータが障害を起こしても、代替システムに処理を移行し稼動を続けることである。


問43 WANで結ばれたサーバを使ったグループウェアのアプリケーションとして, 画像情報を含む大量のデータを定期的に更新する必要がある商品カタログシステムと, リアルタイムの更新が要求される会議室予約システムを開発している。 このグループウェアは,複数のサーバ間で自動的にデータベースの内容を一致させる複製機能があり, 更新内容を複製元のデータベースから指定した時刻に複製先のデータベースに反映することができる。 データ量とアプリケーションの運用面を考慮した場合,商品カ夕ログシステムと 会議室予約システムのデータベース配置として,最も適切なものはどれか。
ア 商品カタログシステム,会議室予約システム共に単一サーバ
イ 商品カタログシステム,会議室予約システム共に複製を使った分散配置
ウ 商品カタログシステムは単一サーバ,会議室予約システムは複製を使った分散配置
エ 商品カタログシステムは複製を使った分散配置,会議室予約システムは単一サーバ


解答 エ
商品カタログシステムは、大量のデータの更新により障害等が発生する可能性を考慮し、複製を使った分散配置に置き、 時刻指定により複製元のデータベースから複製先のデータベースに自動的に反映する機能により定期的に更新する。 また、会議室予約システムはリアルタイムの更新が必要であることから単一サーバに配置する。

初級シスアド試験 午前問題
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